「気づけば20代後半だけど、ほとんど貯金がない」
「そろそろ将来のお金を考えた方がいい気がする」
「貯金を始めたいけど、毎月何となくお金がなくなる」
20代後半になると、急にお金のことが気になり始める人も多いのではないでしょうか。
僕自身も、お金についてしっかり考えようと思ったとき、かなりやりすぎたことがあります。
それが、CF(キャッシュフロー表)を作ったことです。
キャッシュフロー表とは、現在の収入や支出だけでなく、数年後の収入、生活費、大きな出費、貯金残高などを時系列で整理する表です。
正直、貯金を始めるだけなら、最初からここまで細かく作る必要はありません。
ただ、表を作ったことで「今いくら使っているのか」「このまま生活したら数年後どうなるのか」が見えるようになり、お金に対する漠然とした不安はかなり減りました。
この記事では、その経験をもとに、20代後半から無理なく貯金を始めるための順番を解説します。
この記事の結論
20代後半から貯金を始めるときに大切なのは、いきなり節約を頑張ることではありません。
まずは、次の順番でお金を整えるのがおすすめです。
- 毎月の収入と支出を把握する
- 貯金の目的を決める
- 固定費を見直す
- 少額の先取り貯蓄を始める
- 3ヶ月ごとに家計を見直す
最初から完璧な家計簿やキャッシュフロー表を作る必要はありません。
まずは、毎月いくら入って、いくら出ているのかを知るだけでも十分です。
20代後半からでも貯金は遅くない
20代後半で貯金が少ないと、「もう遅いのでは」と焦ることがあります。
しかし、30歳前後からお金の管理を始めても、決して遅くありません。
むしろ20代後半は、収入や働き方、住む場所、結婚など、今後の生活を考え始めるタイミングです。
この時期にお金の流れを一度整理しておくと、その後の選択がしやすくなります。
大切なのは、過去に貯金できなかったことを責めることではありません。
今日から仕組みを変えることです。
貯金額は、毎月の小さな行動の積み重ねで変わっていきます。
貯金を始める前に確認したい3つのこと
毎月の手取り額
最初に確認したいのは、毎月実際に使える手取り額です。
給与明細に書かれている総支給額ではなく、税金や社会保険料が差し引かれたあとの金額を基準にします。
ボーナスは毎月の生活費に含めず、基本的には月々の給料だけで生活できる形を目指すと安心です。
毎月の固定費
次に確認したいのが、毎月ほぼ自動的に出ていく固定費です。
主な固定費には、次のようなものがあります。
- 家賃
- スマホ代
- インターネット代
- 保険料
- サブスク
- 水道光熱費
- 車のローンや維持費
- 奨学金やその他の返済
貯金を増やすために食費を細かく削る人もいますが、最初は固定費から見直す方が効果が続きやすいです。
毎月変動する支出
食費、日用品、交際費、服、美容、趣味などは月によって金額が変わります。
細かく分類しすぎると続かないため、最初は次の3つ程度でも十分です。
- 生活に必要なお金
- 楽しみに使うお金
- 予定外の出費
完璧な家計簿よりも、毎月のお金の流れをざっくり把握することを優先しましょう。
僕は貯金を始めるためにCF表まで作った
僕がお金を本格的に整理しようと思ったときは、キャッシュフロー表まで作りました。
キャッシュフロー表では、現在の貯金額や毎月の収支だけでなく、今後予定している大きな支出も入力します。
たとえば、次のような項目です。
- 現在の年齢
- 年間の手取り収入
- 年間の生活費
- 現在の貯金残高
- 車や家電の買い替え
- 引っ越し
- 結婚
- 旅行
- 転職や独立
- 数年後の予想貯金額
表にすると、「このままの生活を続けた場合」と「毎月2万円を貯めた場合」の違いが数字で見えるようになります。
一方で、貯金初心者が最初から完璧なキャッシュフロー表を作ろうとすると、面倒になって挫折する可能性もあります。
そのため、最初は簡易版で十分です。
初心者向けの簡易キャッシュフロー
以下の5項目だけでも、お金の流れはかなり見えやすくなります。
| 項目 | 記入内容 |
|---|---|
| 月の手取り | 毎月自由に使える金額 |
| 固定費 | 家賃・通信費・保険・サブスクなど |
| 変動費 | 食費・日用品・交際費など |
| 毎月の貯金 | 無理なく続けられる金額 |
| 1年後の貯金 | 現在の貯金+毎月の貯金×12 |
たとえば、毎月1万円を貯金すれば、1年で12万円です。
月2万円なら、1年で24万円になります。
数字にすると、小さな積み重ねでも意味があることがわかります。
20代後半の貯金は何のためにする?
貯金は、金額だけを目標にすると続きにくいです。
そのため、「何のために貯めるのか」を決めておくことが大切です。
急な出費に備える
病気やケガ、家電の故障、冠婚葬祭など、生活には予定外の出費があります。
急な出費のたびにクレジットカードや借入に頼らなくて済むように、まずは少額の予備費を用意します。
転職や働き方の変更に備える
今の仕事を続けるか悩んでいても、貯金がまったくないと動きにくくなります。
数ヶ月分の生活費があると、転職活動や学び直しを落ち着いて考えやすくなります。
将来の大きな支出に備える
引っ越し、結婚、車の購入、旅行、資格取得など、将来やりたいことにはお金がかかります。
貯金は、将来の選択肢を増やすためのお金でもあります。
最初に目指したい貯金額
20代後半から貯金を始める場合、最初から100万円を目標にする必要はありません。
おすすめは、次の3段階です。
第1目標:5万円
まずは急な出費に対応するために、5万円を目指します。
毎月5,000円なら10ヶ月、毎月1万円なら5ヶ月です。
第2目標:生活費1ヶ月分
次に、生活費1ヶ月分を目指します。
毎月の生活費が15万円なら15万円、20万円なら20万円が目安です。
ここまで貯まると、金銭的な安心感が少し出てきます。
第3目標:生活費3ヶ月分
最終的には、生活費3ヶ月分を生活防衛費として確保できると安心です。
ただし、一気に目指す必要はありません。
まずは5万円、次に1ヶ月分というように、小さく区切って進めましょう。
あわせて読みたい:
生活防衛費はいくら必要?30代・40代がまず取り組むべき家計の見直し
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無理なく続く先取り貯蓄の始め方
貯金を続けるために効果的なのが、先取り貯蓄です。
先取り貯蓄とは、給料が入ったら先に貯金分を分け、残ったお金で生活する方法です。
最初は月5,000円でもいい
いきなり手取りの20%を貯めようとすると、生活が苦しくなることがあります。
最初は月5,000円や1万円からで構いません。
大切なのは、無理なく毎月続けることです。
貯金用口座を分ける
生活費と貯金を同じ口座で管理すると、どこまで使ってよいのかわかりにくくなります。
貯金用口座を分けておけば、生活費との区別がしやすくなります。
自動振替を設定する
給料日の翌日に、自動で貯金用口座へ移るように設定すると続けやすくなります。
毎月手動で移す方法は、忙しいと忘れたり、後回しになったりします。
貯金は、意思よりも仕組みで続ける方が楽です。
あわせて読みたい:
手取り20万でも貯まる!先取り貯蓄の始め方と20代が家計を整えるコツ
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20代後半で見直したい固定費
スマホ代
毎月のスマホ代が高い場合、料金プランや格安SIMを見直すことで支出を下げられる可能性があります。
月3,000円下がれば、年間で36,000円です。
一度見直せば、その後も効果が続きます。
あわせて読みたい:
格安SIM乗り換えガイド|ahamo・楽天・UQなど人気5社を徹底比較
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サブスク
動画、音楽、アプリ、ジムなど、使っていないサービスがないか確認しましょう。
一つひとつは少額でも、複数契約すると年間で大きな金額になります。
保険料
昔加入した保険をそのままにしている場合、現在の生活に合っているか確認してみましょう。
ただし、保険は安易に解約すればよいものではありません。
家族構成、働き方、貯金額、健康状態などを考えながら判断する必要があります。
家賃
固定費の中でも、家賃は金額が大きい項目です。
ただし、引っ越しには初期費用がかかります。
家賃だけでなく、通勤時間、交通費、住みやすさも含めて判断しましょう。
貯金が続かない人にありがちな失敗
最初から目標を高くしすぎる
貯金を始めるときに、「毎月5万円貯める」と大きな目標を立てることがあります。
しかし、生活が苦しくなって取り崩してしまうと、挫折感が残ります。
まずは確実に続けられる金額から始めましょう。
家計簿を細かくしすぎる
最初からすべての支出を細かく分類すると、記録が面倒になります。
家計簿が目的にならないように注意しましょう。
家計管理の目的は、支出を1円単位で合わせることではなく、お金の流れを把握することです。
貯金だけして生活を楽しめなくなる
貯金を優先しすぎて、友人との食事や趣味をすべて我慢すると長続きしません。
毎月、自由に使えるお金もあらかじめ確保しておくのがおすすめです。
ボーナスを前提に生活する
ボーナスは会社の業績などによって変わる可能性があります。
毎月の生活は月給の範囲内で整え、ボーナスは貯金や大きな支出に使う方が安全です。
20代後半の貯金で大切なのは「金額より仕組み」
20代後半で貯金が少なくても、必要以上に焦ることはありません。
今後の収入や生活は変化します。
そのため、現時点の貯金額だけで自分を評価する必要はありません。
大切なのは、毎月少しずつでも貯まる仕組みを作ることです。
僕はお金の不安を整理するために、キャッシュフロー表まで作りました。
結果的に、将来のお金を数字で見られたことは大きな安心につながりました。
ただ、最初からそこまでやる必要はありません。
まずは、次の3つだけでも十分です。
- 毎月の手取り額を確認する
- 固定費を合計する
- 月5,000円から先取り貯蓄を始める
余裕が出てきたら、1年後や3年後までキャッシュフローを広げてみましょう。
よくある質問
Q. 20代後半で貯金ゼロでも遅くないですか?
遅くありません。
まずは現在の支出を把握し、月5,000円や1万円から貯金を始めることが大切です。
過去よりも、これから仕組みを作れるかが重要です。
Q. 毎月いくら貯金すればいいですか?
無理なく続けられる金額から始めましょう。
目安としては手取りの5〜10%ですが、生活費が高い場合は月5,000円でも構いません。
Q. 家計簿は必要ですか?
必須ではありません。
最初は、手取り、固定費、変動費、貯金額の4つだけ確認すれば十分です。
細かい記録が苦手な人は、銀行口座やクレジットカードの履歴を見るだけでも役立ちます。
Q. キャッシュフロー表は作った方がいいですか?
将来のお金を具体的に考えたい人には役立ちます。
ただし、貯金初心者が最初から細かく作る必要はありません。
まずは1年分の簡易表から始めるのがおすすめです。
Q. 貯金と投資はどちらを先に始めるべきですか?
急な出費に対応できる貯金がない場合は、まず生活防衛費を優先する方が安心です。
最低でも生活費1ヶ月分を確保してから、少額の投資を検討すると無理がありません。
まとめ:20代後半からの貯金は小さく始めればいい
20代後半から貯金を始めるときに、大きな目標や厳しい節約は必要ありません。
まずは、現在のお金の流れを把握することから始めましょう。
おすすめの順番は、次の通りです。
- 毎月の手取りと支出を確認する
- 固定費を見直す
- 貯金用口座を分ける
- 月5,000円から先取り貯蓄を始める
- 余裕が出たらキャッシュフロー表を作る
僕自身は、かなりやりすぎて将来のキャッシュフロー表まで作りました。
しかし、数字で将来を見えるようにしたことで、「何となく不安」という状態から、「今やるべきことがわかる」状態に変わりました。
貯金は、我慢するためのものではありません。
将来の選択肢を増やし、少し安心して暮らすための準備です。
まずは今日、毎月の固定費を確認してみてください。
そして次の給料日から、少額でも先取り貯蓄を始めてみましょう。
小さく始めても、続ければ確実に積み上がります。

