格安SIM乗り換えガイド|ahamo・楽天モバイル・UQ・LINEMO・IIJmioを比較
「スマホ代が高い気がする」
「格安SIMに乗り換えたいけど、どれを選べばいいかわからない」
「安くなるのは魅力だけど、通信速度や手続きが不安」
毎月の固定費を見直すとき、最初にチェックしたいのがスマホ代です。
スマホ代は一度見直すだけで、その後も毎月の支出を下げやすい固定費です。
たとえば、月7,000円のスマホ代が月3,000円になれば、毎月4,000円の節約です。
1年で考えると48,000円。
これは、ちょっとした旅行代や生活防衛費、先取り貯蓄にも回せる金額です。
ただし、格安SIMは「安ければ何でもいい」というものではありません。
自分のデータ使用量、通話の頻度、住んでいるエリア、店舗サポートの必要性によって、合うサービスは変わります。
この記事では、初心者向けに格安SIMの選び方、主要5社の違い、乗り換え前の注意点、失敗しない手順をわかりやすく解説します。
この記事の結論
スマホ代を下げたいなら、まずは現在の月額料金とデータ使用量を確認しましょう。
そのうえで、次のように選ぶと失敗しにくいです。
- 速度と安定感を重視するなら:ahamo
- データをたくさん使うなら:楽天モバイル
- 店舗サポートや家族割を重視するなら:UQモバイル
- LINEをよく使い、少容量で安くしたいなら:LINEMO
- とにかく安く、細かく容量を選びたいなら:IIJmio
特に、今も大手キャリアの古いプランを使っている人は、見直し効果が大きくなる可能性があります。
ただし、乗り換える前には、キャリアメール、端末の分割払い、家族割、通信エリア、本人確認書類などを必ず確認しておきましょう。
格安SIMとは?
格安SIMとは、大手キャリアよりも比較的安い料金で使えるスマホ回線サービスのことです。
大きく分けると、次の2タイプがあります。
1つ目は、大手キャリアのオンライン専用プランやサブブランドです。
たとえば、ahamo、UQモバイル、LINEMOなどです。
大手キャリアの回線を使いながら、オンライン手続きを中心にすることで料金を抑えているのが特徴です。
2つ目は、MVNOと呼ばれるサービスです。
たとえば、IIJmioなどが代表的です。
大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、料金が安い一方で、時間帯によって速度が変わりやすい場合があります。
格安SIMと聞くと「通信が不安」というイメージがあるかもしれません。
ですが、最近は大手キャリア系の低価格プランも増えており、昔より選びやすくなっています。
格安SIMに乗り換えるメリット
毎月のスマホ代を下げやすい
一番大きなメリットは、毎月のスマホ代を下げやすいことです。
スマホ代は、家計の中でも見直しやすい固定費です。
食費のように毎日我慢する必要がなく、一度プランを変えれば、その後も節約効果が続きやすいです。
たとえば、月8,000円から月3,000円に下がれば、毎月5,000円の差が出ます。
1年で60,000円、2年で120,000円です。
スマホ代の見直しは、節約というより「家計のムダを整える行動」と考えると続けやすくなります。
料金プランがシンプルになりやすい
格安SIMは、大手キャリアの複雑なプランに比べて、料金がわかりやすいものも多いです。
データ容量と月額料金がシンプルに整理されているため、自分に合うプランを選びやすくなります。
特に、毎月のデータ使用量が少ない人は、低容量プランに変えるだけで支出を下げやすいです。
固定費削減の効果が続きやすい
スマホ代の見直しは、一度手続きすれば毎月の支出が下がり続けます。
これは、固定費削減の大きなメリットです。
毎日コンビニを我慢するよりも、スマホ代を月3,000円下げるほうが、ストレスが少ない人も多いはずです。
家計を整えたい人は、まずスマホ代、サブスク、保険料などの固定費から見直すのがおすすめです。
格安SIMに乗り換えるデメリット・注意点
通信速度が時間帯によって変わることがある
格安SIMは、サービスによって通信速度に差があります。
特にMVNO系のサービスは、昼休みや通勤時間など、利用者が多い時間帯に速度が落ちる場合があります。
一方で、ahamo、UQモバイル、LINEMOなどの大手キャリア系サービスは、比較的安定感を期待しやすいです。
ただし、通信速度は住んでいる地域、建物の中、利用端末、時間帯によって変わります。
口コミだけで判断せず、自分の生活圏で使いやすい回線かを確認することが大切です。
店舗サポートが少ない場合がある
格安SIMの多くは、オンライン手続きが中心です。
そのため、店舗でじっくり相談したい人には合わない場合があります。
スマホの設定や契約手続きに不安がある人は、店舗サポートがあるサービスを選ぶと安心です。
その点では、UQモバイルは店舗サポートを重視したい人に向いています。
キャリアメールが使えなくなる場合がある
ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアメールを使っている場合、乗り換え後にそのまま使えなくなることがあります。
必要に応じて、メール持ち運びサービスを利用するか、Gmailなどのフリーメールに移行しておきましょう。
特に、銀行、クレジットカード、通販サイト、学校、会社関連の登録メールにキャリアメールを使っている人は、事前に変更しておくと安心です。
端末の対応状況を確認する必要がある
今使っているスマホをそのまま使う場合、乗り換え先の回線に対応しているか確認が必要です。
端末によっては、SIMロック解除が必要だったり、そもそも対応していなかったりする場合があります。
申し込み前に、各社の「動作確認端末」ページを確認しましょう。
主要5社の比較表
ここでは、初心者が検討しやすい5社を比較します。
料金やプラン内容は変更されることがあるため、申し込み前には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
| サービス名 | 目安料金・容量 | 強み | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ahamo | 30GB・2,970円/110GB・4,950円 | 速度と安定感、5分通話無料 | 通信品質を重視したい人 |
| 楽天モバイル | 段階制、無制限プランあり | データを多く使いやすい、楽天経済圏と相性が良い | 外出先でもたくさん使う人 |
| UQモバイル | 割引条件により5GB〜30GB帯 | 店舗サポート、au回線、家族・自宅セット割 | 家族利用やサポート重視の人 |
| LINEMO | 3GB〜10GB、30GBプランあり | LINEギガフリー、料金がシンプル | LINE中心・少容量の人 |
| IIJmio | 5GB・950円など細かく選べる | 安さ、データ繰り越し、シェア | とにかく安くしたい人 |
5社別の特徴とおすすめな人
ahamo:速度と安定感を重視したい人向け
ahamoは、ドコモのオンライン専用プランです。
30GBで2,970円、さらに大盛りオプションを使えば110GBまで使えるプランがあります。
5分以内の国内通話無料が含まれているため、短い電話をする人にも使いやすいです。
向いているのは、次のような人です。
- 通信速度を重視したい
- 毎月20GB以上使う
- 短い電話をすることがある
- オンライン手続きに抵抗がない
- ドコモ回線を使いたい
一方で、店舗サポートを重視する人や、月3GB程度しか使わない人には、やや容量が多いと感じるかもしれません。
楽天モバイル:データをたくさん使う人向け
楽天モバイルは、データ使用量に応じて料金が変わる段階制のプランです。
家族割などの条件により料金が変わる場合がありますが、データをたくさん使う人にとっては検討しやすい選択肢です。
向いているのは、次のような人です。
- 外出先で動画やSNSをよく使う
- テザリングを使うことが多い
- 楽天ポイントを活用したい
- 楽天市場や楽天カードを使っている
- データ量をあまり気にせず使いたい
注意点は、生活圏によって電波の入りやすさに差を感じる場合があることです。
契約前に、自宅・職場・よく行く場所で楽天回線が使いやすいか確認しておきましょう。
UQモバイル:店舗サポートや家族利用を重視する人向け
UQモバイルは、au回線を使えるサブブランドです。
通信の安定感を重視しつつ、店舗サポートも利用したい人に向いています。
自宅セット割や家族セット割、au PAYカード支払い割など、条件によって料金が変わるのが特徴です。
向いているのは、次のような人です。
- 店舗で相談したい
- 家族でまとめて見直したい
- au回線を使いたい
- 通信速度とサポートのバランスを重視したい
- オンラインだけの手続きが不安
注意点は、割引条件によって実際の月額が変わることです。
「広告で見た金額」だけで判断せず、自分が割引対象になるかを確認しましょう。
LINEMO:LINEをよく使う少容量ユーザー向け
LINEMOは、ソフトバンク系のオンライン専用プランです。
3GBまで、10GBまで、30GBまでのプランがあり、LINEのトークや通話などがギガ消費の対象外になる「LINEギガフリー」が特徴です。
向いているのは、次のような人です。
- LINEをよく使う
- 毎月3GB〜10GBくらいで足りる
- スマホ代を安くしたい
- 店舗サポートがなくても大丈夫
- ソフトバンク回線を使いたい
注意点は、店舗サポートが基本的にないことです。
契約、設定、問い合わせを自分で進める必要があります。
IIJmio:とにかく安く、細かく選びたい人向け
IIJmioは、料金の安さと自由度が魅力のMVNOです。
5GBの音声SIMが950円など、低容量から選びやすく、データ繰り越しやデータシェアにも対応しています。
向いているのは、次のような人です。
- とにかく月額料金を下げたい
- 自宅ではWi-Fiを使うことが多い
- サブ回線や家族用に使いたい
- データ量を細かく選びたい
- 多少の速度変動は許容できる
注意点は、時間帯によって速度が落ちる可能性があることです。
昼休みや夕方に重い作業をしたい人は、速度面の口コミや実測も確認しておくと安心です。
迷ったときの選び方
月3GB〜10GBならLINEMOかIIJmio
外ではLINE、地図、SNS、少しの検索くらいしか使わない人は、少容量プランで十分な場合があります。
月3GB〜10GB程度なら、LINEMOやIIJmioが候補になります。
LINEをよく使うならLINEMO。
とにかく料金を抑えたいならIIJmio。
このように考えると選びやすいです。
月20GB〜30GBならahamo・LINEMO・UQモバイル
外出先でも動画、SNS、地図、音楽、オンライン会議などを使う人は、20GB〜30GB前後あると安心です。
速度と安定感を重視するならahamo。
LINEもよく使い、オンライン手続きで問題ないならLINEMO。
店舗サポートや家族割を重視するならUQモバイルが候補になります。
無制限に近く使いたいなら楽天モバイル
外でも動画を見る、テザリングをよく使う、Wi-Fi代わりにも使いたいという人は、楽天モバイルを検討しやすいです。
ただし、電波の入りやすさは生活圏によって差があります。
契約前にエリア確認をしておきましょう。
店舗サポート重視ならUQモバイル
スマホの設定が不安な人、家族で相談したい人、オンラインだけでは不安な人は、UQモバイルが候補になります。
格安SIMに慣れていない人にとって、対面で相談できる安心感は大きいです。
乗り換え前に確認すべきチェックリスト
格安SIMに乗り換える前に、次の項目を確認しておきましょう。
- 今のスマホ代はいくらか
- 毎月のデータ使用量は何GBか
- 通話はどれくらい使うか
- 今のスマホ端末をそのまま使うか
- 端末の分割払いは残っているか
- キャリアメールを使っているか
- 家族割やセット割が外れても問題ないか
- 自宅・職場・よく行く場所で電波が入るか
- 本人確認書類と支払い方法を用意できるか
- MNPワンストップに対応しているか
特に注意したいのは、キャリアメールと家族割です。
スマホ代だけ安くなっても、家族全体の割引が外れて、結果的にあまり得にならないケースもあります。
自分だけでなく、家族全体の料金も確認しておきましょう。
格安SIMへの乗り換え手順
ステップ1:今の料金とデータ使用量を確認する
まずは、現在のスマホ代とデータ使用量を確認しましょう。
確認する場所は、契約中のキャリアのマイページやアプリです。
毎月3GBしか使っていないのに、20GB以上のプランに入っている場合は、見直し余地があります。
逆に、毎月30GB以上使っている人が安さだけで小容量プランを選ぶと、速度制限でストレスが増える可能性があります。
ステップ2:乗り換え先を選ぶ
次に、自分に合うサービスを選びます。
選ぶ基準は、料金だけではありません。
通信速度、データ容量、通話オプション、店舗サポート、ポイント還元、家族割なども見ておきましょう。
迷ったら、次のように考えるとシンプルです。
- 速度重視:ahamo
- 無制限重視:楽天モバイル
- 店舗サポート重視:UQモバイル
- LINE・少容量重視:LINEMO
- 安さ重視:IIJmio
ステップ3:端末が使えるか確認する
今のスマホをそのまま使う場合、乗り換え先の動作確認端末ページで確認しましょう。
特に、古いスマホや他社で購入したスマホは注意が必要です。
eSIMを使う場合は、端末がeSIMに対応しているかも確認してください。
ステップ4:申し込みをする
MNPワンストップに対応している場合、乗り換え先のサイトからそのまま申し込みできることがあります。
対応していない場合は、今の携帯会社でMNP予約番号を取得してから申し込みます。
申し込みには、本人確認書類、支払い用のクレジットカードや銀行口座、メールアドレスなどが必要です。
ステップ5:回線切り替えと初期設定をする
SIMカードが届いたら、回線切り替えを行い、SIMを挿入して初期設定をします。
eSIMの場合は、QRコードやアプリから設定するケースが多いです。
設定が不安な人は、店舗サポートのあるサービスを選ぶか、公式の手順ページを確認しながら進めましょう。
格安SIMでよくある失敗
安さだけで選んで通信速度に不満が出る
格安SIMでよくある失敗は、安さだけで選んでしまうことです。
月額料金が安くても、自分がよく使う時間帯に通信が遅いとストレスになります。
特に、昼休み、通勤時間、夜の動画視聴が多い人は、速度面も重視しましょう。
データ容量が足りなくなる
月額料金を下げたいからといって、データ容量を小さくしすぎると、すぐに速度制限がかかることがあります。
毎月のデータ使用量を見て、少し余裕のあるプランを選ぶのがおすすめです。
キャリアメールの変更を忘れる
キャリアメールを使っている人は、乗り換え前に登録先を変更しておきましょう。
銀行、証券口座、クレジットカード、通販サイト、仕事関係の連絡先などは特に注意です。
家族割が外れて損をする
自分だけ乗り換えた結果、家族の料金が上がってしまう場合があります。
家族割やネット回線とのセット割を使っている人は、乗り換え後の家族全体の料金も確認しましょう。
スマホ代を下げたら、先取り貯蓄に回す
スマホ代を見直して毎月3,000円下がったら、その分を使ってしまうのではなく、先取り貯蓄に回すのがおすすめです。
月3,000円でも、1年で36,000円です。
月5,000円なら、1年で60,000円になります。
スマホ代の見直しは、ただの節約で終わらせず、家計を整えるきっかけにすると効果が大きくなります。
よくある質問
Q. 格安SIMにすると本当にスマホ代は安くなりますか?
安くなる可能性はあります。
特に、大手キャリアの古いプランを使っている人や、データをあまり使っていない人は、見直し効果が大きくなりやすいです。
ただし、通話料、端末代、オプション、家族割の有無によって実際の金額は変わります。
Q. 格安SIMは通信速度が遅いですか?
サービスによります。
ahamo、UQモバイル、LINEMOのような大手キャリア系サービスは比較的安定感があります。
一方で、MVNO系は時間帯によって速度が落ちる場合があります。
自分が使う時間帯と場所に合うかを確認しましょう。
Q. 今の電話番号はそのまま使えますか?
MNPを利用すれば、基本的に今の電話番号をそのまま使えます。
MNPワンストップに対応している事業者間なら、乗り換え先のWebサイトから手続きを進められる場合もあります。
Q. キャリアメールは使えなくなりますか?
乗り換え先によっては、今のキャリアメールがそのまま使えなくなります。
必要な場合は、メール持ち運びサービスを使うか、Gmailなどのフリーメールに移行しておきましょう。
Q. 格安SIMは店舗で相談できますか?
サービスによります。
UQモバイルのように店舗サポートがあるサービスもあれば、ahamoやLINEMOのようにオンライン中心のサービスもあります。
スマホの設定が不安な人は、店舗サポートの有無も確認しましょう。
Q. どれを選べばいいかわからない場合は?
まずは、毎月のデータ使用量を確認しましょう。
3GB〜10GBならLINEMOやIIJmio。
20GB〜30GBならahamo、LINEMO、UQモバイル。
たくさん使うなら楽天モバイル。
店舗サポートが必要ならUQモバイル。
このように、自分の使い方から選ぶと失敗しにくいです。
まとめ:格安SIMは、固定費を下げる最初の一歩になる
格安SIMへの乗り換えは、家計を整えるうえでかなり効果が出やすい固定費見直しです。
毎月のスマホ代が数千円下がれば、その分を生活防衛費や先取り貯蓄に回すことができます。
ただし、安さだけで選ぶと、通信速度やサポート面で後悔することもあります。
大切なのは、自分の使い方に合ったサービスを選ぶことです。
速度を重視するならahamo。
たくさん使うなら楽天モバイル。
店舗サポートや家族割を重視するならUQモバイル。
LINE中心で少容量ならLINEMO。
とにかく安さを重視するならIIJmio。
まずは、今のスマホ代と毎月のデータ使用量を確認するところから始めてみましょう。
スマホ代の見直しは、生活を大きく変えずに家計を整えられる、かなり現実的な一歩です。
