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長引く低金利時代、老後資金2000万円問題、円安など将来に対する不安が多い中、個人の資産形成について情報量は多いものの具体的に何をすればよいのか不明瞭な状況です。
今回は、老後の心配事というテーマに焦点を当て、将来への不安に対処するために今から始められる方法についてお話しします。老後の心配事に直面する前に、積極的な対策を考えてみましょう。
老後の心配事
・金銭面の心配
老後になると、収入が減少することが心配されます。しかし、今から始める賢明な投資や貯蓄、適切な保険によって、経済的な安定を築くことができます。ファイナンシャルプランナーや専門家のアドバイスを受けることで、老後の資産管理を計画的に進められます。
・健康面の不安
老後になると、健康面の不安が増えることがあります。しかし、今から健康的な生活習慣を心がけることで、将来の健康リスクを軽減することができます。バランスの取れた食事、適度な運動、ストレス管理など、日常生活に取り入れやすい方法から始めましょう。
・孤独感や精神的な不安
老後になると、身近な人が減少し、孤独感や精神的な不安が増えることがあります。社会とのつながりを大切にし、趣味やコミュニティに参加することで、充実した人間関係を築くことができます。また、心の健康を考え、専門のサポートを受けることも重要です。
・ 足るを知る心の持ち方
老後の心配事の一つに、物足りなさや不安感が挙げられます。しかし、足りないと感じることに焦点を当てるのではなく、今ある幸せや充実を感じることが大切です。感謝の気持ちを大切にし、ポジティブな心の持ち方を心がけましょう。
・セカンドキャリアや趣味の追求
老後は新たな挑戦や趣味の追求の良いタイミングです。セカンドキャリアを考える、新たな趣味や学びを楽しむなど、自分の興味や関心に向き合い、充実した生活を築くことができます。
・家計の見直し
老後に向けて家計を見直すことも重要です。住まいや生活スタイルの変化、不要な支出の削減などを検討し、老後に向けての生活環境を整えましょう。また、住宅ローンの返済計画や住み替えの検討も視野に入れておくと良いでしょう。
対策方法
・収入を増やす
政府が「働き方改革」を推進し、サラリーマンの残業代は減少しており、そう簡単に給料が増える時代ではありません。一方で、副業が可能な会社も増えています。そのため、趣味や得意分野を生かして収入を得る方法を探すのはいかがでしょうか。定年後は、副業を本業にするという道もあります。
また、子どもの成長にしたがい、それまでパートや時短勤務だった配偶者の方の働き方も変わり、収入を増やすことも可能になってきます。収入が増え、月に数万円ずつでも老後資金に回せるような家計にしていきましょう。
また、なるべく長い期間働くということも検討しましょう。老後は自由な生活を楽しみたい、長く働きたくないという気持ちもわかりますが、結局何もすることがなくて手持ち無沙汰な時間をすごす方も多いようです。高齢になれば体力に合わせて短時間でも働くなど、工夫しながら収入を得ることで生きがいや健康の維持にもつながるのではないでしょうか。
・支出を減らす
収入を増やすと同時に、支出を減らす努力も必要です。しかし、ただお金を使わないように我慢するというのはストレスがたまりますので、ストレスがたまらない節約をしましょう。
例えば、スマホ料金や電気・ガス料金などの固定費の見直しです。スマホ料金は、大手キャリアが料金プランを見直したり、端末とのセット販売を取りやめたりする方向に動いています。これにより、大手キャリアのスマホ料金のシステムが変わり、乗り換えの違約金も大幅に少なくなると予想されています。また、格安スマホを扱う会社も数多くありますので、自分にあったプランを探して通信料金を下げるとよいでしょう。
また、電気やガス料金も自由化が進んでいます。料金の安い会社で選ぶ方法もありますが、ポイントや提携サービスの充実度で選んでも良いでしょう。他にも、生命保険の定期的な見直しが必要です。子どもの成長により必要保障額も変わりますので、不要な保険が出てくるかもしれません。また、老後の健康の不安に備えるためには医療保険や介護保険の見直しや加入を検討すると良いでしょう。
現役時代から支出を見直して、生活をスリム化しておくことが重要になります。そうすれば浮いたお金を老後資金に回すことができますし、老後の生活費も少なく済むことにもなります。老後の生活も現在の延長線上にあるものです。生活のスリム化は、長期視点での計画を立てるようにしましょう。
・資産を殖やす
収入を増やしたり、支出を減らしたりすることで老後資金を貯めることができるようになったら、運用で資産を殖やしていくことも検討しましょう。
人生100年時代、60歳でリタイアすると、働ける期間とリタイア後の期間がほぼ同じ長さになってしまいます。老後資金を預貯金だけで用意するというのは、あまり効率的ではありません。
運用しながら老後資金の積み立てるには、節税効果がある「iDeCo」、「つみたてNISA」、「NISA」等が有効です。
「iDeCo」(個人型確定拠出年金)は、20歳以上60歳未満ならほとんどの方が加入することができる老後資金準備のための制度です。iDeCoの掛金は全額所得控除できますので所得税と住民税が還付され、大きな節税効果があります。さらに運用利益も非課税ですので、節税しながら老後資金を準備できるのが大きなメリットです。但し、会社員の場合は会社の企業年金制度や規約によってはiDeCoに加入できない場合もありますので、会社に確認することが必要です。
また、つみたてNISAとNISAは、運用益が非課税です。両方を同時に利用することはできませんので、どちらかを選んで利用することになります。ただし、iDeCoと、つみたてNISA又はNISAは併用できます。
まとめ
老後の心配事は誰もが抱えるものですが、今から対策を考えることで不安を軽減し、安心して豊かな老後を迎えることができます。経済的な計画、健康管理、心の準備、生活環境の整備など、様々な面から取り組んでいきましょう。老後も充実した人生を送るために、今から始めることが大切です。
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