「特別ぜいたくをしているつもりはないのに、毎月お金が残らない」
「給料日前になると、口座残高を見て不安になる」
「家計を見直したいけれど、何から始めればよいのかわからない」
このように悩んでいる人は、決して少なくありません。
家計のムダを見つけるために、いきなり食費を削ったり、買い物を我慢したりする必要はありません。
まず大切なのは、毎月のお金がどこから入り、何に使われているのかを確認することです。
私自身、以前はお金の管理がうまくできず、クレジットカードを使いすぎて、支払いができなくなる直前までいったことがあります。
当時は「まだ口座にお金があるから大丈夫」と考え、翌月に請求される金額をしっかり把握していませんでした。
そこから、毎月の収入と支出をキャッシュフロー表にまとめるようになり、お金の使い方が少しずつ変わりました。
この記事では、家計管理が苦手な初心者に向けて、家計のムダを見つける方法をチェックリスト形式で解説します。
家計のムダを見つける前に知っておきたいこと
家計のムダというと、コンビニや外食、趣味の買い物などを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、家計のムダは単純な「無駄遣い」だけではありません。
たとえば、次のような支出も家計を圧迫する原因になります。
- ほとんど使っていないサブスクリプション
- 契約したまま見直していないスマートフォン料金
- 内容を理解せずに払い続けている保険料
- 手数料がかかっている銀行や決済サービス
- 毎月少額ずつ発生しているアプリ課金
- 利用額を把握していないクレジットカード
一つひとつは小さな金額でも、毎月積み重なると大きな支出になります。
家計を改善するためには、支出をすべて悪者にするのではなく、今の自分に必要な支出なのかを見直すことが重要です。
私がクレジットカードを使いすぎて支払いに困る直前までいった話
私も以前は、毎月いくら使っているのかを正確に把握していませんでした。
クレジットカードで支払えば、その場では現金が減りません。
そのため、「まだ使える」「来月の給料で払えば大丈夫」と考え、外食や買い物を続けていました。
しかし、クレジットカードの支払いは、使った瞬間ではなく翌月以降にやってきます。
口座に残っている金額だけを見ていると、すでに使っているお金まで自分のものだと錯覚してしまいます。
気づいたときには請求額が大きくなり、支払いができなくなる直前までいきました。
当時の問題は、クレジットカードを使ったこと自体ではありません。
一番の問題は、次の3つを把握していなかったことです。
- 毎月の手取り収入
- 毎月必ず発生する固定費
- クレジットカードを含む支出総額
そこで私は、個人用のキャッシュフロー表を作り、毎月の収入と支出を整理するようになりました。
数字を一覧で確認すると、「今月あといくら使えるのか」がわかります。
それまでは感覚だけでお金を使っていましたが、数字を確認する習慣がついてからは、支出をコントロールしやすくなりました。
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家計のムダを見つける初心者向けチェックリスト
ここからは、家計のムダを見つけるためのチェック項目を紹介します。
すべてを一度に改善する必要はありません。
まずは当てはまる項目がないか確認してみてください。
毎月の収入額を正確に把握しているか
最初に確認したいのは、毎月自由に使える収入です。
会社から支給される総支給額ではなく、税金や社会保険料などが差し引かれた後の手取り額を基準にします。
副業収入や臨時収入がある場合も、毎月必ず入るとは限りません。
基本的には、安定して受け取れる収入の範囲で家計を組むことが大切です。
固定費をすべて書き出しているか
固定費とは、毎月または定期的に発生する支出です。
代表的なものには次があります。
- 家賃
- 水道光熱費
- 通信費
- 保険料
- サブスクリプション
- 車のローンや駐車場代
- 奨学金や各種ローン
- ジムやスクールの会費
固定費は一度見直すと、その後も節約効果が続きやすい支出です。
ただし、安さだけを理由に変更すると、使いにくくなったり、必要な保障が不足したりする可能性があります。
金額だけでなく、現在の生活に合っているかも確認しましょう。
使っていないサブスクがないか
動画配信、音楽、ゲーム、アプリ、オンラインサービスなど、少額の定額サービスが増えています。
月額500円や1,000円程度だと、そのまま放置しやすいものです。
しかし、月額1,000円のサービスを3つ契約していれば、年間では36,000円になります。
契約中のサービスを一覧にして、次の基準で確認してみましょう。
- 直近1か月で利用したか
- 無料の代替サービスはないか
- 同じ機能のサービスを重複して契約していないか
- 今後も継続して使いたいか
「いつか使うかもしれない」だけで残しているサービスは、一度解約を検討してもよいでしょう。
必要になったときに再契約できるものも多くあります。
クレジットカードの利用額を週1回確認しているか
クレジットカードは便利ですが、使った金額が見えにくい点には注意が必要です。
月末や請求日直前にまとめて確認するのではなく、週に1回程度は利用明細を確認することをおすすめします。
確認するときは、次の点を見ます。
- 身に覚えのない支払いがないか
- 分割払いやリボ払いが残っていないか
- サブスクの自動更新がないか
- 予定より外食や買い物が増えていないか
カードを複数枚持っている人は、合計利用額がわかりにくくなります。
管理が苦手なうちは、普段使うカードを1枚から2枚程度に絞るのも一つの方法です。
コンビニや外食の金額を把握しているか
コンビニや外食は、一回あたりの支出が小さく見えます。
しかし、頻度が高いと大きな金額になります。
たとえば、平日に毎日700円をコンビニで使うと、月20日で14,000円です。
ここで大切なのは、コンビニや外食を完全にやめることではありません。
「毎月いくらまで使うか」を決めるだけでも、使いすぎを防ぎやすくなります。
無理に我慢して反動で使いすぎるよりも、予算内で楽しむほうが続けやすいでしょう。
ATMや振込の手数料を確認しているか
ATM手数料や振込手数料は、1回あたりでは数百円です。
そのため、あまり気にしていない人もいるかもしれません。
しかし、毎月何度も支払っている場合は、年間で数千円から1万円以上になる可能性があります。
利用している銀行の無料回数や条件を確認し、できるだけ手数料がかからない時間帯や方法を選びましょう。
セールやポイントを理由に買い物をしていないか
安く買えたとしても、必要のないものを購入すれば支出は増えます。
「ポイントが多くもらえるから」
「今だけ割引されているから」
という理由だけで購入していないか、振り返ってみましょう。
買い物の前に、次の3点を考える習慣がおすすめです。
- 本当に今必要か
- 家に似たものがないか
- 定価でも買いたいと思うか
その場ですぐに購入せず、一日置いてから判断するだけでも、衝動買いを減らしやすくなります。
家計のムダを見つけやすい支出の比較
家計を見直すときは、固定費と変動費を分けて考えるとわかりやすくなります。
| 支出の種類 | 主な項目 | 見直しの特徴 |
|---|---|---|
| 固定費 | 家賃、通信費、保険、サブスク | 一度見直すと効果が続きやすい |
| 変動費 | 食費、外食、日用品、交際費 | 毎月の行動によって金額が変わる |
| 臨時支出 | 旅行、家電、冠婚葬祭 | 事前に予算を確保しておく必要がある |
最初に取り組みやすいのは固定費です。
ただし、家賃や保険などは簡単に変更できない場合もあります。
その場合は、サブスクや通信費など、比較的見直しやすい項目から始めましょう。
家計管理にはキャッシュフロー表がおすすめ
私が家計管理を改善するきっかけになったのが、個人用のキャッシュフロー表です。
難しい表を作る必要はありません。
最低限、次の項目があればお金の流れを把握できます。
| 項目 | 金額の例 |
| 手取り収入 | 250,000円 |
| 固定費 | 120,000円 |
| 変動費予算 | 70,000円 |
| 貯金・積立 | 30,000円 |
| 自由に使える金額 | 30,000円 |
計算方法はシンプルです。
手取り収入-固定費-変動費-貯金=自由に使える金額
この金額がマイナスになる場合は、今の家計設計に無理がある可能性があります。
また、貯金を最後に残った金額で行おうとすると、なかなかお金が残りません。
無理のない金額を先に貯金用として確保し、残った範囲で生活する方法もあります。
ただし、最初から高すぎる貯金額を設定すると続きません。
まずは月5,000円や1万円など、生活を圧迫しない金額から始めましょう。
キャッシュフロー表の作り方
キャッシュフロー表は、紙のノート、Excel、Googleスプレッドシートなど、好きな方法で作れます。
初心者は次の手順で進めると簡単です。
1.直近1か月の収入を記入する
給与、副業収入、その他の定期収入を書き出します。
臨時収入は通常の生活費に含めず、別枠で管理するのがおすすめです。
2.固定費を記入する
銀行口座やクレジットカードの明細を見ながら、毎月発生している支出をまとめます。
年払いのサービスがある場合は、12か月で割った金額を毎月の費用として考えると管理しやすくなります。
3.変動費の予算を決める
食費、日用品、外食、交際費、趣味など、それぞれの予算を決めます。
最初から厳しく設定せず、過去の支出を参考に現実的な金額を設定しましょう。
4.実際に使った金額を記録する
毎日細かく記録するのが負担なら、週に1回まとめて入力しても構いません。
大切なのは、完璧に続けることではなく、定期的にお金の流れを確認することです。
5.月末に予算と実績を比べる
予算より増えた項目があれば、理由を確認します。
外食が多かった、急な出費があった、セールで買い物をしたなど、原因がわかれば翌月の改善につなげられます。
家計のムダを減らすときの注意点
家計を見直すときは、生活の楽しみまですべて削らないようにしましょう。
無理な節約はストレスがたまり、長続きしにくくなります。
必要な支出まで削らない
健康、仕事、学びに必要な支出まで削ると、生活の質が下がる可能性があります。
安さだけではなく、自分にとって必要かどうかで判断しましょう。
一度にすべて変えようとしない
家計の見直しは、一度で完成させるものではありません。
今月はサブスク、来月は通信費というように、月ごとに一つずつ確認する方法でも十分です。
他人の家計と比較しすぎない
必要な生活費は、住んでいる地域や家族構成、働き方によって異なります。
SNSやインターネット上の家計簿を見て、自分の支出が多いと落ち込む必要はありません。
自分の収入と生活に合った家計を作ることが大切です。
毎月確認したい家計見直しチェックリスト
月末または給料日に、次の項目を確認してみましょう。
- 今月の手取り収入を把握している
- 固定費の合計額がわかる
- クレジットカードの請求予定額を確認した
- 利用していないサブスクがない
- ATMや振込手数料を余計に払っていない
- コンビニや外食の合計額を確認した
- 衝動買いしたものがないか振り返った
- 翌月に大きな出費がないか確認した
- 貯金や積立に回せる金額を決めた
- キャッシュフロー表を更新した
すべてにチェックが付かなくても問題ありません。
毎月一度確認する習慣ができるだけでも、お金の使い方は変わっていきます。
まとめ|家計のムダはお金の流れを見える化すると見つけやすい
家計のムダを見つけるために、最初から厳しい節約をする必要はありません。
まずは毎月の収入、固定費、変動費、クレジットカードの利用額を確認しましょう。
私自身も、以前はクレジットカードを使いすぎ、支払いが難しくなる直前までいった経験があります。
しかし、個人用のキャッシュフロー表を作り、毎月のお金の流れを確認するようになってから、使える金額を判断しやすくなりました。
家計管理で大切なのは、完璧な家計簿を作ることではありません。
「今月はいくら入り、いくら出ていくのか」を把握することです。
まずはクレジットカードの明細や銀行口座を開き、毎月発生している支出を書き出すところから始めてみてください。
FAQ
家計のムダはどこから見直すべきですか?
最初は、サブスクリプションや通信費など、比較的変更しやすい固定費から確認するのがおすすめです。一度見直すと、その後も削減効果が続きやすくなります。
家計簿が続かない場合はどうすればよいですか?
毎日の細かな支出ではなく、週1回または月1回、銀行口座とクレジットカードの明細を確認する方法から始めましょう。完璧に記録するより、定期的に収支を確認することが重要です。
キャッシュフロー表と家計簿の違いは何ですか?
家計簿は過去に使ったお金の記録が中心です。キャッシュフロー表は、今後入る収入や支払う予定の費用も含め、お金の流れ全体を確認するために使います。
クレジットカードは使わないほうがよいですか?
クレジットカード自体が悪いわけではありません。利用額と引き落とし予定額を把握し、支払える範囲で使うことが大切です。管理が難しい場合は、使うカードを絞る方法もあります。

